契約書
2026/07/31 2026/09/04

業務委託契約を結ぶ際の注意点

※この記事は2018年3月22日に執筆したものです。

 

会社経営に関する法的な疑問や質問について、当事務所の代表弁護士 高島秀行がわかりやすくお答えします。

今回は「業務委託契約を結ぶ際に注意してほしいこと」について解説します。

 

【質問内容】

当社は、これまで、口頭で業務委託を受注してきましたが、契約書を交わそうと思います。どういう点に注意して作成したらよいでしょうか?

 

【回答】

日本は、経済で先進国などと言われていますが、どの業界でも契約書を交わして取引をする習慣はありません。
 
しかし、最近、上場企業が法令遵守(コンプライアンス)を実現するためのシステムを構築することを強制された結果、上場企業と取引する企業は、中小企業であっても、きちんと契約書を交わし、その契約書を遵守することを要請されるようになりました。
 
そこで、中小企業でも、契約書をきちんと交わそうとするところが増えてきました。
 
取引の際の契約書を整備していると、「小さい会社なのにこんなに契約書をきちんとしている会社なんだ」と取引先からの評価が高くなり信用されるという時代になってきています。
 
さて、その契約書に何を記載するのか、最初は悩んでしまうかもしれません。
 
しかし、契約書には、当たり前のことや気になること記載すればよいのです。
 
業務委託を受けるときには、何を決めるでしょうか。
 
まず、何をいくらで行なうかということだと思います。
そして、納期をいつにするかを決めるでしょう。
 
だから、契約書にも
①どういう業務を(委託業務の内容)
②いつまでに(期限)
③いくらで(代金)
行なうかを記載するのです。
 
さらに
④代金をいつ支払うのか、
ということも大切です。
 
契約で定める当たり前のことはこれだけですが、よく取引が始まってからトラブルになる事項には次のようなことがあります。
 
⑤委託業務内容の追加や変更はどうするか
⑥契約はどういうときに止められるか
⑦契約を止めるときには、それまでにやった業務の代金はどう清算するか
⑧委託業務を行なうのに必要な道具、資料、実費はどちらの費用負担とするか

などがあります。
 
契約書にはこれらを記載し、その他に「もしもこういうことがあったらどうしよう?」ということがあれば、契約の相手と話し合って、合意できたらその内容を書けばよいのです。

 

 

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